コンパックコンピュータは9月9日,IAプロセサ搭載のブレード・サーバー「ProLiant BL20p」を発表した。内蔵ハードディスク・ドライブ(HDD)を正面に配置し挿抜を容易にするとともに,稼働中の交換を可能にして可用性を高めた点が特徴だ。コンパックの古口隆志インダストリー スタンダード サーバ統括本部マネージャは「これまでのブレード・サーバーは『HDDに障害が発生したらブレードを交換する』というのが常識だった。BL20pはHDDだけを交換できるので,ビジネス用途でも安心して使っていただける」と,その有効性をアピールする。

 BL20pの仕様は,動作周波数1.4GHzのPentium IIIが1個または2個で,主記憶が512MBもしくは1GB。高さ6Uのきょう体に最大8台のBL20pを収めることができる。価格は50万円から。コンパックはブレード・サーバーをラック型サーバーと同様に利用できるよう,今後も性能と信頼性を高めていく方針。

森 永輔=日経コンピュータ