米Macromediaが米国時間11月25日に,米Apple ComputerのOS「Mac OS X」に対応したマルチメディア・オーサリング・ツール「Director MX」を発表した。2002年12月に出荷を開始する予定である。

 Director MXで作成したインタラクティブなコンテンツやアプリケーションは,CD-ROMおよびDVD-ROMでの提供,「Shockwave Player」を用いたWWW上で動作などを想定する。

 「Director MXは『QuickTime 6』をサポートし,Macが搭載する『PowerPC G4』プロセサの能力を最大限に活用する」(Macromedia社会長兼CEOのRob Burgess氏)

 Director MXの新たな特徴は,「Flash MX」製品ファミリとの統合,最新の「MX」インタフェースの採用,ワーク・フローの効率化など。また,障害を持つ人々にも利用可能なコンテンツを作成できる。詳細な情報はWWWサイトに掲載している。

 なお,Mac OS Xにネイティブで対応するMacromedia社のオーサリング・ツールには,Director MXとFlash MXのほか,「Dreamweaver MX」「Fireworks MX」「FreeHand 10」がある。

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