米Macromediaが米国時間9月23日に,「Flash」アプリケーション開発環境「Macromedia Flash Remoting MX」を米Microsoftの「.NET Framework」およびJavaベースのアプリケーション・サーバーに対応させたことを明らかにした。トライアル版がMacromedia社WWWサイトで入手可能。

 Macromedia Flash Remoting MXは,シンプルなプログラミング・モデルでマルチメディア・インターネット・アプリケーションの開発を簡素化する。開発者はEnterprise JavaBeans(EJB),Microsoft社の「.NET」コンポーネント,「ColdFusion」コンポーネントをはじめ,SOAP対応WebサービスなどのWWWアプリケーション・サービスを利用できる。

 「NetConnection」デバッガ機能により,クライアントとサーバー両方のイベントを監視および追跡可能。その他,レコード・セット処理やデータ・バインディングといった機能も備える。

 Macromedia Flash Remoting MXの各プラットフォーム対応版は,SOAPやWSDLサポートといった基本的機能は共通だが,「各プラットフォームの長所を利用するよう最適化している」(Macromedia社)。例えばMacromedia Flash Remoting MX for Microsoft .NETは「Microsoft ASP.NET」ページ,「ADO.NET」オブジェクト,DLL,アセンブリ,Webサービスなどをサポートする。Macromedia Flash Remoting MX for JavaはJava ObjectsやJava Beansのほか,Javaクラス,EJB,JMX MBeansといったJava 2 Platform, Enterprise Edition(J2EE)リソースをサポートする。

 Macromedia Flash Remoting MX for Microsoft .NETと同Javaは9月24日よりMacromedia社オンライン・ストアで購入可能。価格は1プロセサ当たり999ドル。

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