オンライン・ゲーム配信を手がける米Gigexが米国時間11月25日に,「ゲームを楽しむ米国のユーザーは,年内に平均3本のゲーム・タイトルを購入する」との調査結果を発表した。ゲーム・ユーザーの4分の3が,今年のホリデー・シーズンに,去年と同じかそれを上回る本数のゲーム・タイトルを購入する予定だという。

 この調査は,2002年10月1~10月15日にアンケートを実施し,ゲーム・ユーザー6407人から回答を得たもの。

 ホリデー・シーズン中に新しくビデオ・ゲーム機を購入するユーザーは,価格をそれほど重視していない。ゲーム・プラットフォームの選択基準としてトップに挙がったのは,「使用したいゲーム・タイトルが多いこと」(33%)だった。「ゲーム機能の質が高い」(30%),「他のメーカーの製品より気に入っている」(12%)といった理由が続き,「価格」を挙げたユーザーは11%だった。

 また,製品購入を決心する過程で,インターネットの果たす役割が強まっている。50%のユーザーが,テレビでゲームの宣伝を見ると,まず「インターネットでより詳細な情報を集める」と答えた。そのほか,「ゲーム雑誌で情報を集める」(27%),「友人に意見をきく」(15%)などの回答が寄せられた。

 オンライン・ゲーム市場では,シェア獲得をめぐってし烈な競争が続いているが,ブランド認知度とゲーム・プラットフォームが今後の市場の行方を決定する。「オンライン・ゲームを最も楽しめるプラットフォームは?」という問いに対して,「PlayStation 2 」(34%)が首位に立ち,「Xbox」(20%)と「GameCube」(8%)を大きく引き離した。

 なお,回答者が購入を予定しているゲーム・タイトルのトップ10と,その対応プラットフォームは以下の通り。「Grand Theft Auto: Vice City(PS2)」「Hitman 2(PS2,Xbox,PC)「Lord of the Rings: Fellowship of the Ring(PS2,Xbox,PC)」「James Bond 007: Nightfire(PS2,Xbox,GC,PC)」「Everquest: Planes of Power(PC)」「Tom Clancy's Splinter Cell(Xbox,PC)」「Sims Online(PC)」「Tony Hawk 4(PS2,Xbox,GC)」「Lord of the Rings: Two Towers(PS2)」「Madden 2003(PS2,Xbox,GC,PC,GBA)」。

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