米Microsoftは,同社の「Xbox Live Starter Kit」が販売開始から1週間で15万本を売り上げたと米国時間11月22日,発表した。

 「Xbox Liveでは1アカウントにつき1人のゲスト・プレーヤを迎え入れることができる。つまりすでに,少なくとも20万人が(Xbox Liveで)友達を見つけたり,おしゃべりしたり,ゲームを楽しんでいる」(Microsoft社)

 Xbox Live Starter Kitはゲーム機「Xbox」向けのオンライン・ゲーム・サービス「Xbox Live」用小売りパッケージ。1年間のXbox Live契約,ヘッドセット「Xbox Communicator」,米THQの「MotoGP」のオンライン・デモ版およびMicrosoft Game Studiosの「Whacked!」などで構成する。Xbox Liveのサービス開始日である11月15日から米国とカナダで販売を始めていた。

 Microsoft社によると,Xbox Live Starter Kitは米国とカナダのすべての取扱店で1週間分の初回出荷分を売り切った。このため同社は2回目の出荷を始めており,各小売店にはすでに商品が補充できているという。「今後のホリデー・シーズン期間中,商品は切れることなく店頭に置かれる」(同社)とする。

 また同社は,Xbox Live対応ゲーム・ソフトの売れ行きも好調と説明する。この1週間における各ソフトの販売本数は前週に比べ120%増えたという。さらにXboxゲーム機本体も同スタータ・キットの恩恵を受けており,その販売台数は「前週に比べ18%伸びた」(同社)。

 なおMicrosoft社は,日本におけるXbox Liveの開始を2003年1月16日に予定している。欧州では,同ゲーム機の販売開始から1年目となる3月14日に始めるという計画を立てている。サービスを提供する国は,フランス,ドイツ,英国,ベルギー,イタリア,オランダ,スペイン,スウェーデンの8カ国。このうちフランス,ドイツ,英国では11月30日に試験サービス「Xbox Live Test Drive」始める予定である。

◎関連記事
セガと米リアルネットワークスがゲーム配信で提携,Genesis用タイトルをパソコン向けに復刻
米マイクロソフト,北米でオンライン・ゲーム・サービス「Xbox Live」を正式スタート
英BTと米マイクロソフトが家庭/企業向け広帯域アプリケーションを共同開発
2002年ゲーム市場は「PS2」がトップを堅守,2003年は「Xbox」が「GameCube」を追い抜く見通し
「『Xbox』の販売が急伸,ソフトの売れ行きも好調」――米マイクロソフト
米レベル3が米マイクロソフトの「Xbox Live」向けにブロードバンド・インフラを提供
「成長するオンライン・ゲーム市場,2006年には1億1400万人が利用」,と米調査会社
米マイクロソフトがXbox向けオンライン・サービス「Xbox Live」を発表,今秋スタート

[発表資料へ]