米Microsoftは北米で現地時間11月15日に,同社のゲーム機「Xbox」向けのオンライン・ゲーム・サービス「Xbox Live」を開始した。同時に,同サービス向け小売りパッケージ「Xbox Live Starter Kit」の販売も始めた。Microsoft社が同日明らかにしたもの。

 「オンラインのゲーム・アリーナが正式にオープンした。今日は米国とカナダの何万人というゲーム・プレーヤが小売店に殺到する日になる。これで,一人居間に座って静かにビデオ・ゲームをしている時代は終わった」(Microsoft社)

 Xbox Live Starter Kitは,1年間のXbox Live契約,ヘッドセット「Xbox Communicator」,米THQの「MotoGP」のオンライン・デモ版およびMicrosoft Game Studiosの「Whacked!」などで構成する。米国における希望小売価格は49.99米ドル,カナダでは,79.99カナダ・ドル。Microsoft社によると,同日米国とカナダで同スタータ・キットの販売を始めた小売店舗は合計1万店以上にものぼるという。

 Microsoft社は今年5月にロサンゼルスで開催されたゲーム関連の展示会「Electronic Entertainment Expo(E3)」でXbox Liveを発表していた。夏には,各種ゲーム・タイトルのベータ・テストを開始しており,数千人というゲーム愛好者がそうしたゲームを試していたという。

 なお,Microsoft社によると,現在販売されているXbox Live対応ゲームのタイトル数は9つ。これが今年のホリデー・シーズンには合計14タイトルにまで増えるという。ちなみにMicrosoft社は,日本におけるXbox Liveの開始を2003年1月16日に,欧州では同年3月14日に予定している。

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