米Ziff Davis Mediaが米国時間8月7日に,ビデオ・ゲーム市場について調査した結果を発表した。ビデオ・ゲーム・ユーザーの42%は,2001年のクリスマスまでに発売される次世代ゲーム機を,1台以上購入する予定だという。

 ゲーム機を購入する予定のゲーム・ユーザーのうち,62%は「PlayStation 2」を考えている。理由は「ゲーム市場のリーダーだから」「ソニーが好き」「ゲームの種類が豊富」など。次いで「Xbox」が34%。理由は「インターネット接続機能が良い」「最先端技術を使っている」「スピードとパワーがある」だった。3位に入ったのは「Game Cube」で33%。理由としては,「子供用ゲームに最適」「販売店が多い」「アドベンチャー・ゲームが優れている」が挙がった。

 またゲーム・ユーザーのライフスタイルをみたところ,1カ月当たり3本以上のゲーム・タイトルを購入する熱心なゲーム・ファンの33%は,刺青やボディ・ピアスをしたり,髪を染めたりしている。「オタク風のイメージを覆す結果となった」(Ziff Davis Media)。

 その他の主な調査結果は以下の通り。

・回答者の80%がすでにインターネットに接続しており,そのうち63%が,オンライン・ゲームを1週間当たり平均4.4時間行っている。さらに回答者の48%はゲーム機のインターネット接続に利用料を払ってもよいとしている。

・ゲーム・ユーザーの81%は他の人と対戦してゲームを楽しんでいる。また熱心なゲーム・ファンは,ゲームについてのおしゃべりに1週間当たり平均2.4時間を費やす。車を乗り回す(44%),デートをする(35%),フットボールをする(28%),スノーボードをする(10%),スケートボードをする(10%)など活動的な面も明らかになった。

・熱心なゲーム・ファンはゲーム・ユーザー全体の約22%を占めており,その数は増加している。また影響力も強くなっており,その購買力はゲームの売上高全体の61%を占めている。昨年の割合は55%だった。

・ゲーム・ユーザーの87%は毎月ゲームをショッピングして回り,63%はクレジット・カードでゲームを購入する。78%のゲーム・ユーザーは,買い物をする前に購入したい特定のゲームをあらかじめ決めている。ゲームを購入する店舗として人気が高いのは,1位がWal-Mart(68%),2位がBest Buy(42%),3位がToys R Us(39%)だった。

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