米New York Timesの電子メディア事業,New York Times Digitalと米Googleは検索サービスの提供で提携したと米国時間8月6日,発表した。
この提携のもとNew York Times Digitalは,NYTimes.comとBoston.comの両サイトにGoogle社の2種類の検索サービスを導入する。すなわちWebページ検索とスポンサード・リンクである。
前者はGoogle社の通常の検索サービスで「20億以上ものWebページから最も関連性の高いページを探し出す」(Google社)。後者は特定のキーワードによる検索時に,広告主のサイトを検索結果の上位に来るようにするリスティング・サービスである。これらのサービスは即日,NYTimes.comのサイトで始めている。Boston.comでは今秋にも開始する計画である。
NYTimes.comの場合は,画面上の検索フィールドにキーワードを入力し,検索を実行すると,検索結果画面の上部に,NYTimes.comの現在の記事とアーカイブ記事が表示される。画面下部には,Google社のスポンサード・リンクとWeb検索結果が表示されるという仕組みである。このスポンサード・リンクにより,「ユーザーの関連製品/サービスへのアクセスを手助けする」(両者)という。
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