米Microsoftは米国時間5月8日に,「将来リリースする『Windows Advanced Server, Limited Edition 1.2』で米Intelの64ビット・マイクロプロセサ『Itanium 2』に対応する」と発表した。

 「導入/管理が容易なプラットフォーム上で64ビットの拡張性を利用できる」(Microsoft社Windows .NET製品管理グループ主幹製品マネージャのVelle Kolde氏)

 なおMicrosoft社は,2001年にリリースした「Windows Advanced Server, Limited Edition」でIntel社の第1世代Itaniumプロセサ対応していた。

 「当社とIntel社は1997年から64ビット・コンピューティングで協力している。今回の発表は,この関係をさらに続けていくことを改めて示すもの」(Microsoft社)という。

 また,64ビット対応Windowsにより,メモリーを大量に必要とする企業向けアプリケーションの拡張性と信頼性をさらに高められるとしている。これに加え,開発者は使い慣れたプログラミング・モデルで64ビット・アプリケーションを作成できるので,さまざまな64ビット企業ソフトウエアの開発が進むことになるという。

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