米Intelが64ビット・マイクロプロセサ「Itanium」の後継版の名称を米国時間4月25日，発表した。開発コード名を「McKinley」としていたもので，正式なブランド名は「Itanium 2」とする。
「Itaniumは，企業向けハイエンド・コンピューティングにおける新たなレベルの性能を象徴したブランド名だ。Itanium 2はこれを継承する」（Intel社Worldwide Marketing部門バイス・プレジデント兼ディレクタのPam Pollace氏）
Intel社によると，Itanium 2を搭載したシステムは現在のItanium搭載システムと比べて1.5～2倍の性能を発揮し，主な大規模企業向けアプリケーションではRISCベースのシステムの性能さえも上まわるという。
Itanium 2は2002年半ばにリリースする予定。米メディア（CNET News.com）の記事によると，動作周波数1GHzで出荷するという。Itanium 2を採用したサーバーやワークステーションは，Itanium 2の出荷開始時期から2002年末にかけて市場投入される見込みである。
◎関連記事
■Itanium搭載機がいよいよ6月登場へ，本格普及は次期“McKinley"待ち
■【TechWeb特約】米インテルに何が? 「McKinley」の学会発表をキャンセル
■「速度競争だけでは生き残れない」，米インテルが技術開発で“新機軸”
■「米インテルはサーバー市場に食い込めるのか」--米Cahners In-Stat/MDRの調査
■「2005年にサーバー市場でのItaniumのシェアが42％に」と米Aberdeen
＜米AMD関連＞
■米AMDがサーバー向けプロセサ「Athlon MP」とチップセット「760 MP」を発表
■「来年中にインテルを追い抜く」と米AMD社長が気炎
[発表資料へ]
