米Red Hatが米国時間1月7日にIntelの64ビットCPU「Itanium」に対応した「Red Hat Linux 7.2」を発表した。

 「Red Hat Linux 7.2 for the Itanium Processor」は,カーネル2.4とジャーナル・ファイル・システム「ext3」に対応している。8CPU以上に対応し,拡張性を高めるとともにセキュリティと設定ツールを強化している。

 同製品は,ハイエンドのサーバーとワークステーション上で実行するアプリケーションの開発とポート向けに設計されている。また,32ビットUNIXアプリケーションをItaniumベースのシステムにポートするのにも適している。

 Red Hat Linux 7.2 for the Itanium Processorの新たな主要機能は次の通り。

・Linuxカーネル2.4.9。スケーラビリティを高める
・ジャーナル・ファイル・システム「EXT3」
・ツール群(ネットワーク設定,ユーザー管理,ハードウエア管理ツール)
・インストール時のファイヤウオール設定。セキュリティ強化のためのRed Hat Network
・USBサポートの改善
・Nautilusファイル・マネージャ
・デスクトップ環境GNOMEとKDEの最新版

 「Red Hat Linux 7.2 for the Itanium Processor」は,同社より購入またはダウンロードによって入手可能となっている。また来週以降ハードウエア・パートナーからも提供される。

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