米VERITAS Softwareが米国時間3月11日に,バックアップ・ソフトウエアの新版「VERITAS NetBackup 4.5」を発表した。
災害復旧機能の強化や,データ監視/リアルタイム・レポート機能における使い勝手の向上を図った。また米Oracleのデータベースのデータ・バックアップ/復旧機能に各種ウィザードを提供し,データ管理の複雑さを軽減したという。
最大の特徴は,同社が2002年1月に買収した米The Kernel Groupのソフトウエア技術「Bare Metal Restore」を取り入れたこと。
同社はその名称を「VERITAS NetBackup Bare Metal Restore」とし,NetBackup 4.5のオプションとして提供する。データ破壊やハードウエア障害が起こった際にWindowsや主要UNIXのシステムを自動復旧する。OSの再インストールやハードウエアのコンフィギュレーションを自動で行うため,「システムの完全復旧にかかる時間を短縮できる」(VERITAS社)という。
VERITAS NetBackup 4.5は2002年4月に全世界で出荷をはじめる予定。「VERITAS NetBackup DataCenter 4.5」と「VERITAS NetBackup BusinesServer 4.5」の2製品を用意する。前者の価格はWindows版が5000ドルから,UNIX版が1万ドルからとなる。後者は,Windows版が1995ドルから,UNIX版は3995ドルから。
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