米Veritas Softwareは11月26日に,同社の次世代クラスタリング・ソフトウエア「VERITAS Cluster Server 2.0」をリリースしたことを発表,また,その詳細を明らかにした。大規模なクラスタリング・サーバーの実装と管理に関わる経費と複雑さを削減する目的で設計したもの。主要なオペレーティング・システムとハードウエアに対応している。

 VERITAS Cluster Server 2.0では,さまざまなプラットフォームを通して共通のインタフェースを提供する中央のコンソールから利用できる新しい管理機能を提供する。これにより,企業は,管理タスクを合理化し,既存のサーバーとアプリケーションの使用状態を最適化してコストを削減できる,としている。また,最大32サーバーで構成されるクラスタ設定をサポートしている。

 VERITAS Cluster Server 2.0は,すぐに入手可能であり,価格はサーバー1台につき6000ドルから。UNIXとWindowsオペレーティング・システムに加え,Oracle,Sybase,DB2などの幅広いアプリケーション・ソフトウエアもサポートしている。

 また,この製品は,包括的な障害復旧ソリューションの一部としてVERITAS Global Cluster ManagerとVERITAS Volume Replicatorと統合されている。これらの製品を相互運用させることにより,データ・センターがリモートのロケーションに移行されるときなどでも,基幹アプリケーションを停止せずにアクセスを維持することが可能となる。

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