オランダRoyal Philips Electronicsの一部門であるPhilips Semiconductorsが現地時間12月5日に,Philips社がこれまでに出荷したIEEE 802.11b用LSIの数が600万個を超えたと発表した。

 米Cahners In-Stat Groupの調査によると,2001年のIEEE 802.11b用LSIの生産個数は「世界的な景気後退にもかかわらず,約770万個にのぼる」という。

 Philips社がIEEE 802.11用LSIの出荷を開始したのは,1998年である。

 「当社の『SA2400A』は,必要な機能を一つにまとめたIEEE 802.11b用LSI。高価な外部コンポーネントを不要にしている」(Philips社)。なおSA2400Aはすでに利用可能で,大量注文時の価格は1個あたり4ドル90セント。SA2400Aの詳細については,同社のWWWサイトに掲載している。

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