米Red Hatが米国時間11月27日に,米IBMのサーバー機「eServer」ファミリ向けのLinuxソリューションを提供することでIBM社と協力体制を敷くと発表した。

 Red Hat社はeServerに対応した「Red Hat Linux」をはじめ,製品サポート・サービスや専門サービス,アップグレード・サービスを提供する。対象となるサーバーは以下の通り。

・メインフレーム「zSeries」(64ビット・カーネル)

・中小企業向けサーバー「iSeries」(32ビット・カーネル)

・UNIXサーバー「pSeries」(32ビット・カーネル)

・米Intel製プロセサ搭載サーバー「xSeries」(32ビットおよび64ビット・カーネル)

 Red Hat社が提供するソリューションには,プラットフォームごとに特化したCDとマニュアル,電話や電子メールおよびインターネットによるサポート・サービス,カスタム化したエンジニアリングやオンサイトのコンフィギュレーションのための専門サービスなどが含まれる。Red Hat Linuxのカスタム化や統合といったオプション・サービスも用意する。

 価格などの情報はRed Hat社のWWWサイトに掲載している。

◎関連記事
米IBMがクラスタ・サーバー「eServer Cluster」を発表,OSはLinuxとAIX
米IBMがLinux戦略を明らかに,Linuxに3億ドルを追加投資へ
IBMサーバーの長期計画が判明,Linuxを核に,全機種を“統合"へ
「金融サービスやスポーツ業界が,本格的にLinuxに移行しつつある」と米IBM
米レッドハットが「Red Hat Linux 7.2」を出荷,カーネルは2.4.7
米レッドハットがコンサルティング・サービスを強化,専門部署を立ち上げ 
【TechWeb特約】Linuxカーネル次期版「2.5」は企業向けサーバー機能強化
Linuxの“理想”に危機,米IBM,富士通など大手4社が結成した「圧力集団」の深層

 サーバの技術,製品,市場の動向に関する情報は総合IT情報サイト『IT Pro』の「サーバー」で詳しくお読みいただけます。

 Linuxに関する情報は総合IT情報サイト『IT Pro』の「Linux」で詳しくお読みいただけます。

[発表資料へ]