米Red Hatが米国時間6月26日に,Linuxおよびオープン・ソース・ソリューションのインフラ構築に向けたコンサルティング・サービス事業を「Open Source Consulting」部門として新たに立ち上げたことを明らかにした。

 Red Hat社は2001年2月に,ネットワーク・インフラのコンサルティング企業,米Planning Technologies Inc.(PTI)を買収しており,オープンソース・ソリューションや,Webサービス『Red Hat Network』を用いたサービスの提供力強化を図っている。

 「大企業でもコストを抑えるためにUNIXからオープンソースのシステムへと切り替えるところが増えている。当社のコンサルティング・サービスでは,こうした需要に応えていく」(RedHat社Open Source Consulting部門担当副社長のBrett Pinegar氏)。

 RedHat社のOpen Source Consulting部門が提供するサービスの概要が以下の通り。

・Linuxへの移行サービス。UNIXベースのインフラやアプリケーションからLinuxシステムへの移行に関する立案やサポートなどを含む。

・オープンソースのWWWインフラ構築に関する包括的なソリューションの立案および導入。WWWサーバー,ファイアウォール,コンテンツ管理アプリケーション,電子商取引システム,およびその他のオープンソース技術。

・オープンソース技術導入の見積りサービス。ユーザー企業向けに,オープンソース技術の導入した場合のメリットや利益について評価やレビューを提供する。

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