eビジネス・サービスを手掛ける米WebSideStoryが出荷開始から約2週間経ったWindows XPの売れ行きが良好であるという報告を発表した。同社のインターネット調査を担当するStatMarketによれば,11月5日の時点で世界のOSの中でWindows XPユーザー・シェアが2.36%に上昇しているという。この調査は,全世界の5000万人のインターネット・ユーザーを対象に行われている。

 現在世界のインターネット・ユーザーが使用しているOSのシェアはWindows 98が首位を占めており,全体の約半数に該当する。Windows 98のシェアがWindows 95を上回ったのは,発売開始から1年に満たない1999年の4月だった。

 「もしこの前例を参考にすれば,Windows XPは来年の今ごろには,もっとも普及したOSになるだろう」(StatMarketの製品マーケティング部門副社長のGeoff Johnston氏)

 また同社は,Windows XP導入の割合が国によっても大きく異なることを指摘している。ドイツのインターネット・ユーザーのWindows XP導入は日本のインターネット・ユーザーよりも進んでいる。11月5日の時点でドイツで4.43%,日本で0.67%のインターネット・ユーザーがWindows XPを導入している。

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