Windows XP日本語版のパッケージ発売に先駆け,2001年10月25日,プリインストール機向けの「OEM版」の店頭販売が始まった。東京・秋葉原の一部ショップでは,同日午前0時に向け恒例のカウントダウン・イベントを開催。例えば,九十九電機のパーツ・ショップ「TSUKUMO eX.」には100人ほどのユーザが列を作った。

 発売されたのは,Windows XP Home EditionとWindows XP Professional,およびProfessionalにMicrosoft Plus! for Windows XPをセットにした計3製品。いずれも,本来はプリインストール機向けのOEM版であるため,OS単体で購入することはできず,プロセサやマザーボード,メモリ・モジュール,ハード・ディスクといったパーツとのセット販売となっている。また,一部機能がパッケージ版とは異なり,例えばWindows 98/Me/2000搭載機からのシステム構成を引き継いだアップグレード・インストールはできない。

 セット販売の形態としては,メモリ・モジュールが安値であることから64M/256Mバイトのメモリ・モジュールとのセット販売を主としているショップが多い。セットになっているパーツの価格を差し引くと,Home Editionが1万4000円程度,Professionalが1万9000円程度,そしてProfessionalとMicrosoft Plus! for Windows XPのセットが2万円程度という計算になる。