米Googleは,インターネット・ユーザーが自由にコンテンツを登録できるオンライン・データベース・サービス「Google Base」(ベータ版)に電子商取引機能を追加する計画である。同社エンジニアリング・マネージャのChetan Patel氏と製品マネージャのStephen Stukenborg氏がブログで米国時間2月24日に明らかにした。

 ユーザーが「Google Account」を使って,Google Baseで売買できるようにする。すでに「Google Video」を含むいくつかの同社サービスでGoogle Accountを用いた支払いが可能だが,同様の決済機能をGoogle Baseに実装する予定だという。

 「買い手には,Google Baseのアイテムをクレジット・カードで安全に購入する便利な手段を提供する。売り手は,Google Baseに登録したコンテンツの管理と取引処理を統合できる」(同社)。

 当初はごく少数の販売者で決済機能を提供し,今後数カ月で対象を拡大する。

 Google Baseは昨年11月にベータ・テストを正式公開したサービス。ユーザーは「あらゆる種類のコンテンツ」(同社)を登録できる。登録したコンテンツは,Google Baseで検索可能なほか,内容の関連性によっては,Googleの通常のWeb検索や,商品情報検索/比較サービス「Froogle」,地域情報サービス「Google Local」にも表示される。

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