米Googleは,インターネット・ユーザーが自由にコンテンツを登録できるオンライン・データベース・サービス「Google Base」を試験的に運用している。Google社は同サービスを無償提供する予定で,登録されたコンテンツは検索可能な状態になるという。

 登録可能なコンテンツの例として,同社は「ユーザーが運営するWebサイトの最新イベント」や「販売したい中古車のリスト」,「タンパク質構造データベース」などを挙げる。Google Baseのトップ・ページには,登録するコンテンツの種類を選ぶドロップダウン・リストを用意し,「Course Schedules」(授業の予定)「Housing」(住宅)「News and Articles」(ニュース記事)「Reviews」(レビュー)「Travel」(旅行)などの項目を選べるようにする。ユーザーが新しいコンテンツの種類を作成できるようにもする。

 米メディアの報道(CNET News.com)によると,Google社の広報担当者が米国時間10月25日に,あらゆる種類のコンテンツを登録/検索可能な新サービスを試験中であると認めたという。同メディアはGoogle Baseトップ・ページのスナップショット掲載ページを紹介している。

 また別の米メディア(TechWeb)は,Google Baseサイトが25日に閲覧可能となったものの,すぐに取り下げられたと報道した。

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