米Classified Intelligence(CI)は米国時間11月9日に,米Googleが「Google Automat」と呼ばれるWeb広告システムの特許を出願していると報告した。CI社創設者のPeter M. Zollman氏は「Google社が真剣に案内広告サービスを計画していることは明らか」と述べる。

 CI社によると,Google社はGoogle Automatの概要が記載された特許を出願中である。「Google Automatは,インターネット・ユーザーが自由にコンテンツを登録できるオンライン・データベース・サービス『Google Base』と,オンライン決済システム『Google Purchases』(旧名称は「Google Wallet」)をベースにするサービス」(CI社)

 CI社は,Google社による案内広告サービス開始の根拠として,Google社の出願した特許のなかに「Classifieds.Google.com」というWebアドレスが記載されていることも挙げる。なおGoogle Baseトップ・ページのスクリーン・ショットには,「案内広告の3大分野である自動車販売や求人,不動産の広告を自由に配置できるツールが見える」(CI社)という。

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