米Hewlett-Packard(HP)は,現在米Vignetteで社長兼CEOを務めているThomas Hogan氏を,HPの技術ソリューション・グループ(TSG)ソフトウエア担当上級副社長に指名した。HPが米国時間1月26日に明らかにしたもの。Vignetteの発表資料によると,Hogan氏は2月17日付けで社長兼CEOを退く。

 46歳のHogan氏は2001年,企業向けコンテンツ管理ソフトウエアを手がけるVignetteに社長兼COOとして入社し,2002年にCEOとなった。それ以前は,2年間米Siebel Systems(米Oracleが買収)で世界販売&営業担当上級副社長を担当したほか,17年間米IBMで販売/マーケティング/ファイナンス分野のさまざまな要職を務めた。

 「Tomは,輝かしい職歴を持つ,経験豊かなソフトウエア分野のリーダーだ。この分野の深い経験は,当社のソフトウエア事業にとって理想的で,当社の大きな力となるだろう」(HPのTSG担当上級副社長のAnn Livermore氏)

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[発表資料(HP社)]
[発表資料(Vignette社)]