JR東日本は今週1月17日の午前8時半ごろから、東北、上越、秋田、山形、長野の各新幹線で運転を見合わせた。新幹線の運行を管理するシステム「COSMOS」に障害が発生したためだ。システム障害は午前9時38分にいったん収束し、各新幹線は運転を再開したが、大幅な遅延や運休によりダイヤが混乱した。
社会インフラを制御するためのシステムに障害が起こると、社会に大きな影響を及ぼし得る。JR東日本は2007年10月12日にも自動改札機でトラブルを起こしたことがあった。首都圏のJR東日本や私鉄、地下鉄の合計16鉄道662駅に影響が及んだ。このときの原因は、改札機とサーバーの間の通信処理にあった。
JR東日本の新幹線運行管理システム障害(2011年1月17日)
◇システム障害で東北、上越、秋田、山形、
長野新幹線が運転見合わせ
◇JR東日本の新幹線トラブル、
原因はシステムの処理容量オーバー
首都圏16鉄道の自動改札機システム障害(2007年10月12日)
◇JR東など首都圏の自動改札でシステム障害、
特定機種のソフト問題か
◇首都圏の自動改札障害は接続認証のエラー、
「昨晩は保守をしていない」
◇今度は窓口機で発生、日本信号製で一部プログラムを改札と共用