写真 開放した改札機(両端)と通常運用(中央)が混在するJR東日本の恵比寿駅
写真 開放した改札機(両端)と通常運用(中央)が混在するJR東日本の恵比寿駅
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 10月12日早朝から、首都圏のJR東日本や私鉄、地下鉄の駅で発生した自動改札機のトラブル原因の詳細が分かった。センター接続のセキュリティ確保の仕組みでトラブルが発生した。

 各駅に置いた自動改札機と鉄道事業者のサーバーとの間では、あるデータを交換することで接続を認証している。ところが、12日早朝の起動時に認証のエラーが発生し、自動改札機が起動できななかった。もっとも、現時点でなぜ認証エラーが発生したのか、問題がソフトウエアによるものか、ハードウエアによるものかは分かっていない。

 日本信号によると「昨晩は自動改札機に関係するメンテナンス作業をしていない」(広報担当)という。早朝の復旧作業は、ネットワークを切断した状態で自動改札機を再起動することで実施している。