米NPD Groupは米国時間8月18日,モバイル・ゲームの利用に関する調査結果を発表した。それによると,米国の携帯電話ユーザーの27%が有料ダウンロード・ゲーム,無料ゲーム,組み込みゲームなどを楽しんでおり,前年の20%と比べて増加している。

 調査は,ティーン・エイジャー(13~17才)および成人(18才以上)の8774人に対して実施したもの。そのうち携帯電話を所有していたのは6703人。また,米国の携帯電話ユーザーの半数がゲームのダウンロードが可能な携帯電話を所有している。

 現在,ゲームをしていない人の6%が「(今後1年の間に)携帯電話でゲームをすることに興味がある」と答えており,その理由として「時間つぶし」「暇つぶし」を挙げている。ちなみに,平均ゲーム時間はわずか11分となっている。

 携帯電話でゲームを楽しむモバイル・ゲーマーの割合は,ティーン・エージャー(60%)が成人(23%)を3倍近く上回る。また,モバイル・ゲーマーが携帯電話で通話する時間はゲームをしない人より48%多く,月額料は22%高い。

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