米Harris Interactiveは,音声通話を除く携帯電話向けサービスに関する調査結果を米国時間9月23日に発表した。それによると,音声通話を除く携帯電話向けサービスは,成長の離陸段階にあるという。「同サービスの利用者は,非利用者に比べて多くの携帯電話料金を支払っており,その金額は今後さらに増えていく」(Harris Interactive社)

 調査は,Harris Interactive社から委託を受けた米ForceNine Consulting,米Wirthlin Worldwideが,2004年7月23~26日にかけて,米国成人1000人を対象に行ったもの。音声通話を除く携帯電話向けサービスには,テキスト・メッセージング,電子メール,Webブラウジング,画像の撮影と送受信,着信音やスクリーンセーバのダウンロードが含まれる。

 携帯電話で電子メールの送受信やWebブラウジングを行っている回答者は,13~20才が20%,35才以上が約7%。カメラ付き携帯電話を利用している割合は,13~20才が13%,35才以上が3%。テキスト・メッセージングを利用している割合は,13~20才が50%以上,35才以上は20%未満だった。「13~20才の若者が,早期導入の中心的役割を果たしている」(Harris Interactive社)

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