米Oracleは米国時間7月13日に,サービス指向アーキテクチャ(SOA)とWebサービスのセキュリティ確保を簡素化する統合ビジネス・プロセス・プラットフォームを発表した。同社の「Oracle BPEL Process Manager」と「Oracle Web Services Manager」で構成する。

 同プラットフォームは,安全なWebサービスの構築,統合,調和,アクセスを簡素化を実現する。「これまでは,企業はWebサービスの連携エンジンとセキュリティ管理ツールを別々に購入して統合しなければならなかった。当社は,SOA上でWebサービスの連携およびセキュリティ管理を適切に実装するための統合的な製品を提供する」(同社)

 Oracle BPEL Process Managerは,Webサービス向けビジネス・プロセス仕様Business Process Execution Language(BPEL)を採用し,Webサービスの連携とビジネス・プロセスの自動化を支援する。

 Oracle Web Services ManagerはWebサービスの安全な実行と連携を管理する。セキュリティや機能実行などのポリシーを構築するためのグラフィカル・ツール「Policy Manager」,既存のアプリケーションに規則を追加する「Policy Gateways」,詳細なセキュリティをアプリケーションやサーバーに直接割り当てる「Policy Agents」,ポリシー適用の成果を一元的に監視する「Monitoring Dashboard」といった機能を備える。

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