米ABI Researchが,Wi-Fi対応LSIに関する調査結果を米国時間6月16日に発表した。それによると,2005年第2四半期において市場シェアが最も高かったのは米Intelで,米Broadcomや米Atheros Communicationsを引き離したという。
ABI社は「年々ノート・パソコンの販売台数が急増するのにともない,ノート・パソコン市場におけるWi-Fiの普及も進んでいる」と述べる。
「Intel社がIEEE802.11gや同a/g対応製品を投入する以前は,Broadcom社とAtheros社がノート・パソコン向け同802.11gおよび同a/g市場の大半を押さえていた。ところがIntel社は,『Centrino』のブランド知名度を活用し,有利にマーケティングを展開できた」(ABI社無線コネクティビティ担当上級アナリストのPhilip Solis氏)
しかしSolis氏は「現在のところIntel社は,Mini-PCIスロット用の製品しか提供していない」と指摘する。「競合他社は,無線アクセス・ポイント用のLSIと,拡大しつつある家電品や携帯電話機向けのLSIを提供している。Intel社も製品を多様化しないと市場シェアが頭打ちとなり,Broadcom社,Atheros社,米Marvell Semiconductor,米Texas Instruments(TI)などが伸びるだろう」
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