コンサルティング会社の米Cheskinは,世界におけるブランド認知度について調査した結果を発表した。それによると,世界で最も認知度が高いブランドは米Coca-Cola,米McDonald,米Microsoftで,消費者の認知度が95%に達した。しかし,企業が別の市場に参入したり,他のカテゴリで商品を販売した場合の競争力をみる“ブランドの拡張性”においては,ソニー,韓国のLG Electronics,米Wal-Martが上位を占めた。
調査は,Webベースのマーケティングを手がけるオランダのMSI-ITMと,フォトライブラリ・サービスを提供する米CMCD Visual Symbols Libraryの協力を得て2004年第4四半期に実施したもの。17カ国の消費者1万3000人からアンケートの回答を得た。
少なくとも2つの製品カテゴリで商品を購入する意志がある消費者の割合は,ソニー,LG社,Wal-Mart社ともに44%だった。Wal-Mart社が,コンピュータ/ソフトウエア,ホテル,台所用品など,多くのカテゴリで消費者の心をつかんでいたほか,LG社も国を問わず人気が高かった。韓国の消費者はとりわけ,LG社のクレジットカード,スポーツウエア,航空サービスなどに関心を持っていた。
コンピュータ/ソフトウエア,スポーツウエア,民生電子機器,自動車など,さまざまな商品カテゴリにおいて,ローカル・ブランドよりグローバル・ブランドを好むという消費者は半数以上にのぼった。中南米と欧州の消費者は,グローバル・ブランドと米国製品を好む傾向があったが,アジア地域ではグローバル・ブランドとローカル・ブランドを支持する消費者が二分した。
年齢別にみると,グローバル・ブランドを好む消費者の割合は18~24歳で58%,25~44歳で55%,45歳以上で48%となり,若い消費者層ほどグローバル・ブランドを好む傾向が強い。
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