米Symantecは米国時間1月19日に,2005会計年度第3四半期(2004年10~12月期)の決算を発表した。売上高は6億9500万ドルで,前年同期の4億9400万ドルと比べて41%の増加。GAAPベースの純利益は1億6400万ドル(1株当たり利益は22セント)で,前年同期の1億1100万ドル(同16セント)から増益となった。

 非GAAPベースの純利益は1億7500万ドル(1株当たり利益は24セント)。前年同期は1億2000万ドル(同17セント)だった。

 売上高を事業別にみると,世界企業向け事業が前年同期と比べて33%成長し,総売上高の48%を占めた。企業向けセキュリティ部門は同29%増,企業向け管理部門は同46%増,サービス部門は同37%増だった。消費者向け事業は同49%増収し,総売上高に対するシェアは52%となった。

 当期は,米国外における売上高が前年同期比で41%増加し,総売上高の54%を占めた。地域別では,米大陸とEMEA(欧州,中東,アフリカ)がそれぞれ同39%増収,日本を含むアジア太平洋地域が同53%成長した。

 また同社は,2005会計年度第4四半期(2005年1~3月期)の業績について,「売上高は6億9000万~7億1000万ドル,GAAPベースの1株当たり利益は23セント」を見込んでいる。2005会計年度通期の見通しについてはこれまでの予測を上方修正し,「売上高が25億7000万ドル,GAAPベースの1株当たり利益が80セント」とした。

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