米Symantecは,企業向けイメージングおよび移行支援スイート「Ghost Solution Suite」を米国時間11月16日に発表した。「Ghost Corporate Edition」「DeployCenter Library」「Client Migration」で構成されており,特に中小企業の分散環境で,パソコンの導入および保守を効果的に実施できるようにする。

 Ghost Corporate EditionとDeployCenter Libraryを一つのパッケージにまとめたことで,管理者はファイル・べースとセクター・べースのイメージング技術を活用できる。Windows搭載サーバーやパソコンのイメージを作成し,「数分で」(Symantec社)ネットワーク上の数百台のパソコンに適用することが可能。また,ハードウエアとソフトウエアの情報を集中管理し,詳細なレポートをカスタム表示することができる。

 Client Migrationにより,パソコンのデータやデスクトップ設定を,中央制御で安全に移行できる。パソコンの移行にともなう反復作業の大半を自動化することで,「移行プロセスを短縮し,管理費やダウンタイムを削減する」(Symantec社)。

 付属の「Gdisk」ツールは,米国防総省のデータ消去基準を満たしており,パソコンの廃棄やデータの処分にともなうリスクを軽減する。

 Ghost Solution Suiteは,11月下旬に販売を開始する。米メディアの報道(TechWeb)によると,価格は10シート・ライセンスの場合,1シートあたり39ドル20セント。

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