ドイツのSAPが，2004年第4四半期の決算速報を現地時間1月11日に発表した。それによると，売上高は24億100万ユーロ（約31億4600万ドル）で，前年同期の22億1500万ユーロ（約29億200万ドル）から8％増収（為替の影響を除いた場合は12％増）。

　当期のソフトウエア収入は10億300万ユーロで，前年同期の9億3200万ユーロと比べて8％増加した（為替の影響を除いた場合は11％増加）。

　ソフトウエア収入を地域別にみると，米国は前年同期比19％増の2億3300万ユーロ。欧州／中東／アフリカ（EMEA）はほぼ横ばいで5億7900万ユーロ。アジア太平洋地域（APA）は前年同期比4％増の1億600万ユーロ。

　SAP社はさらに，2004年通期の決算速報についても明らかにした。売上高は75億1400万ユーロ（約98億4600万ドル）で，前年の70億2400万ユーロ（約92億400万ドル）と比べて7％増加する見通し（為替の影響を除いた場合は10％増加）。

　ソフトウエア収入は前年比10％増（為替の影響を除いた場合は13％増）の23億6100万ユーロとなった。

　同社は1月26日に，詳細な2004年通期の業績と2005年通期の見通しを明らかにする。

　ちなみに米メディアの報道（CNET News.com）によると，当期の業績が事前予測に達する見込みであるものの，同社のドイツ株価指数は11日に127.42ユーロとなり，前日比4.2％落ち込んだ。

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