任天堂は,北米で11月21日に販売開始した携帯用ゲーム機「Nintendo DS(ニンテンドーDS)」について,年末までの北米向け出荷台数を当初計画より40%増やし140万台にすると,米国時間12月9日に発表した。同社によると,全世界における累計販売台数は既に120万台を超えたという。

 「北米での販売台数は70万台に達した。12月2日に販売開始した日本では,わずか4日で50万台以上売れた」(同社)

 Nintendo DSは,2つの液晶画面を搭載する携帯用ゲーム機。タッチ・スクリーン,無線通信,音声認識といった機能を備える。通信アプリケーション「PictoChat」を内蔵し,ゲーム・ソフト「Metroid Prime Hunters」のデモンストレーション版が付属する。メーカー希望小売価格は149.99ドル。

 任天堂は,1983年に初めて家庭用ゲーム機をリリースして以来,全世界でこれまで3億3600万台以上のゲーム機と,19億本以上のゲーム・ソフトを販売したという。

 米メディアの報道(CNET News.com)によると,任天堂は2005年3月末までに全世界で500万台のNintendo DSを販売できるとみているという。

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