米AMDは,2004年第3四半期の売上高が前期の12億6200万ドルを下回る見込みであることを米国時間10月4日に発表した。

 同社は2004年第2四半期の業績発表の際,「第3四半期は,主要事業部門で売り上げが伸び,全体の売上高が小幅だが増加する」との予測をたてていた。

 同社CFOのRobert J. Rivet氏は売上高の下方修正について,「利益率の高いフラッシュ・メモリー事業が軟調だったため」と説明する。

 しかし,「AMD64プロセサの需要増に支えられたプロセサ事業は好調で,売上高とASP(平均販売価格)ともに堅実な伸びをみせた」(同氏)という。そのため,純利益は前期の3200万ドルより増加する見通しだ。

 同社は,正式な2004年第3四半期の決算報告を,10月7日に行う予定である。

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