米AMDは,64ビット・アーキテクチャ「AMD64」ベースのデュアル・コア・プロセサの設計を終えたと米国時間6月14日に発表した。AMD社のデュアル・コア製品は,x86サーバー市場向けが2005年なかごろに,ハイエンド・クライアント・パソコン向けが2005年後半に利用可能となる見込み。

 米メディアの報道(CNET News.com)によると,AMD社はサーバー市場向けデュアル・コア・プロセサを「Opteron」ブランドで,デスクトップ・パソコン向けを「Athlon 64」ブランドで販売する予定という。当初の製造プロセスは90nmルールを採用する予定。

 なおAMD社は,2004年第2四半期にAMD64プロセサの90nm化を開始している。65nmルールでの製造は2005年なかごろにAMD Fab 36で着手し,2006年には製品を出荷するという。

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