米Intelは,2004年第3四半期業績見通しの中間修正を米国時間9月2日に発表した。売上高予測を従来の86億~92億ドルから83億~86億ドルに引き下げる。

 Intel社は今回の下方修正について,「Intel Architecture製品に対する需要が世界市場で予測を下回る傾向にあるため」としている。また,フラッシュ・メモリーの出荷が期待ほど伸びていないことから,通信事業の売上高も予測に届かない見込み。

 粗利率の見通しは,従来の60%(プラス/マイナス2ポイント)から58%(プラス/マイナス2ポイント)に変更する。2004年通期の粗利率は58~60%となる見込み。これまでの予測は60%(プラス/マイナス2ポイント)だった。

 ちなみに同社の2004年第2四半期決算は,売上高が80億5000万ドル(前期比横ばい,前年同期比18%増加),純利益が18億(前期比横ばい,前年同期比96%増),1株あたり利益は27セント(前期比4%増,前年同期比93%増)だった。

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