ノルウェーのOpera Softwareは現地時間8月31日,米Microsoftのモバイル機器向けソフトウエア「Windows Mobile」を搭載したスマートフォン向けに,Webブラウザ「Opera」を提供すると発表した。「Windows MobileをOperaの対応プラットフォームに加えることで,エンド・ユーザーの選択肢が広がる」(Opera Software社)

 Opera Software社のスマートフォン向けブラウザは,Small-Screen Rendering(SSR)技術を採用している。同技術は,モバイル機器の小さな画面に合わせてWebページの構成を変更するため,水平方向のスクロールが不要となる。

 米メディアの報道(InfoWorld)によると,Opera Software社がこれまでの方針を変え,Windows Mobile用のOperaを開発した理由は「多数の顧客から要望があったため」(同社)と言う。同社は今後数週間以内に,モバイル機器の事業者やメーカーなどにデモ版を出荷する予定である。

 「モバイル事業者は,異なるメーカーやブランドの携帯電話を利用するサービス加入者にも同一のインターネット体験を提供したいと考えており,それにはクロスプラットフォームのブラウザが必要だ。Operaは市場の声に耳を傾け,それに応える」(Opera Software社エグゼクティブ・バイス・プレジデントのRolf Assev氏)

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