米Microsoftは,同社のオンライン・ゲーム「Xbox Live」の会員数が100万人を突破したことを,米国時間7月15日に発表した。「米HBO,米Time Warner傘下のAmerica Online(AOL),米TiVoのサービスと比べて短期間でマイルストーンを達成した」(同社)

 Microsoft社は,Xbox Liveを2002年11月に米国で開始。オンライン・ゲームのほかに,ビデオ・チャット,コンテンツ・ダウンロード,ボイス・メッセージなどの各種機能を提供する。現在は日本,韓国,カナダ,英国,ドイツなど24カ国でサービスを展開しており,最も会員数が多い15都市は東京,英国ロンドン,ヒューストン,シカゴ,カナダのトロント,サンディエゴ,ニューヨーク,ブルックリン,ロサンジェルス,マイアミ,シアトル,カナダのカルガリー,カナダのアルバータ,サンアントニオ,ラスベガス,韓国のソウルだという。

 同オンライン・ゲームは,米Electronic Arts(EA),Microsoft社のゲーム開発事業Microsoft Game Studios,米THQ,米Ubisoft Entertainmentなどの100種類を超えるゲーム・タイトルを揃えている。EA社の人気ゲーム「Madden Football 2005」「NCAA Football 2005」「FIFA Soccer 2005」なども追加する予定。

 また,この秋には新たに「Xbox Live Arcade」を開始し,米Atariやナムコが提供する,カードやパズルなどのアーケード・ゲームを楽しめるようにするという。「2004年末までに,ゲーム・タイトルが150種類に達する見込み」(同社)

 「消費者は,デジタル・エンターテインメント天国として,Xbox Liveを選んでいる。今後も新たなゲーム追加や機能拡張により,消費者の飽くなき要求に応えていく」(Microsoft社Home & Entertainment部門上級バイス・プレジデントのRobbie Bach氏)

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