米BEA Systemsと米Accentureは米国時間4月13日に,企業ポータル・インフラに関する提携を明らかにした。大規模企業を対象に,共同パッケージ「eCommerce and Portal Rationalization」を提供する。「企業が,複雑に絡み合った顧客向けポータル,社員向けポータル,提携パートナ向けポータルを合理化できるよう支援する」(両社)としている。

 eCommerce and Portal Rationalizationでは,BEA社のアプリケーション開発/統合プラットフォーム「WebLogic Platform」とAccenture社が持つJava対応Web構築のノウハウを利用する。

 サービス指向アーキテクチャ(SOA:Services-Oriented Architecture)構想にもとづいた手法により,「Webアプリケーション全般に適用する主要機能の反復使用を簡素化し,新たな業務条件に対応したシステムの導入と保守にかかる時間やコストを削減する」(両社)。

 なお,両社の協力により,ベルギー政府が住民向けの統合ポータル・サイトを構築したという。4カ国語に対応し,15の政府関連機関から,一般民間人,公務員,企業に情報やサービスを提供している。

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