米Intelは開発者向け会議Intel Developer Forum（IDF）Spring 2004で米国時間2月17日，同社の32ビット・アーキテクチャ（IA-32）ベースのサーバー／ワークステーション向けプロセサに64ビット・メモリー拡張技術を導入すると発表した。これにより，32ビットと64ビットのアプリケーションを1つのプロセサ上で動かせるようになるという。同技術に対応したプロセサは，2004年第2四半期に利用可能とする予定。
「同技術を用いることで，当社は64ビットおよび32ビット用のさまざまなプラットフォームで，ハイ・エンドからロー・エンドまで最高のソリューションを提供できる」（Intel社CEOのCraig Barrett氏）
米メディアの報道（InfoWorld）によると，Intel社は次世代Xeonプロセサと将来版のPentium 4プロセサ（開発コード名はPrescott）に64ビット拡張技術を導入するという。Barrett氏はIDFの講演の場で，将来リリース予定のXeonプロセサを搭載した米Dellのワークステーション「Dimension XPS」を使い，同技術のデモンストレーションを行った。
同技術に対しては，米Microsoft，米Hewlett-Packard（HP），米NVIDIAが対応を表明している。各社のコメントは以下の通り。
・Microsoft社：
「Windows Server 2003」および「Windows XP」の64ビット拡張システム版で，Intel社の64ビット拡張技術に対応する。「32ビットと64ビットの両アプリケーションを使えるので，ユーザーの都合に合わせて64ビット環境へ移行できると同時に，32ビット・アプリケーションに関する使用中の資産を無駄にすることがない」（Microsoft社）
・HP社：
将来リリースするワークステーションおよびサーバーでXeonプロセサ向け64ビット拡張技術に対応する
・NVIDIA社：
「Xeonプロセサ向け64ビット拡張技術向けに最適化を施した」（同社）という64ビット・ソフトウエア技術を発表した
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[発表資料（Intel社）]
[発表資料（Microsoft社）]
[発表資料（HP社）]
[発表資料（NVIDIA社）]
