米Macromediaは米国時間2月12日，開発者向けのマルチメディア・オーサリング・ソフトウエアの新版「Macromedia Director MX 2004」の出荷を始めたと発表した。新版はJavaScript，「Macromedia Flash MX 2004」のコンテンツ，DVD-Video再生に対応するほか，Macintosh／Windows向けのプロジェクタ・ファイルを一度に作成できる。
Macromedia Director MX 2004を使うと，CD-ROMやDVD，イントラネット，キオスク，インターネットなどで利用するマルチメディア・コンテンツを開発できる。主な映像／音声／ビットマップ／3次元画像／ベクター・フォーマットの大半に対応しているという。特に映像面が強化されており，DVD-Video，Windows Media，RealMedia，QuickTime，Flash Videoフォーマットの映像ファイルを作成できる。DVD-Video機能では，マルチメディア・プロジェクト内でDVD-Videoコンテンツの埋め込み，処理，再生が行える。
Director MX 2004は，同社「MX」ファミリ製品との統合を強化しており，コンテンツやアプリケーションに対応するほか，同Flashや「同Fireworks」の起動／編集が可能。さらにFlash MX 2004のコンポーネント・アーキテクチャにも対応していて，Director内で使用するためにFlash MX 2004コンポーネントのサブセットも付属している。
Director MX 2004は，Macromedia社のオンライン・ストアで同日ダウンロード販売を開始する。価格は1199ドル。「Director 8.5」または「Director MX」ユーザーは399ドルでアップグレード可能。教育関係者／政府組織向けとボリューム・ライセンスも用意する。対応OSは，Mac OS X v10.2.6以上とWindows 2000／XP。フランス語／ドイツ語／日本語版の出荷開始は3月の予定。
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