米Macromediaは,開発者向けのマルチメディア・オーサリング・ソフト「Director MX 2004」を米国時間1月5日に発表した。新版では「Flash MX 2004」のコンテンツ,JavaScript,DVDなどに対応するほか,Mac/Windows向けのプロジェクタ・ファイルを一度に作成できるという。

 Director MX 2004はFlash,DVD,eラーニング,ゲームなどの開発者・デザイナを対象としており,CDやDVD,イントラネット,インターネットで利用するマルチメディア・コンテンツを開発できる。

 同製品は映像,音声,ビットマップ,3D,ベクターなどのフォーマットの大半に対応する。特に映像面が強化されており,DVD-Video,Windows Media,RealMedia,QuickTime,Flashフォーマットの映像ファイルを作成できる。DVD-Video機能では,マルチメディア・プロジェクト内でDVD-Videoコンテンツの埋め込み,処理,再生が行える。

 Director MX 2004は,同社「MX」ファミリとの統合を強化しており,コンテンツやアプリケーションに対応するほか,「同Flash」や「同Fireworks」の起動・編集が可能。

 Macromedia社製品部門社長のNorm Meyrowitz氏は「Director MX 2004では,MXファミリとのシームレスな開発環境を実現しており,開発者はこれまで以上に多彩なコンテンツを作成することができる」と説明する。

 Director MX 2004は,2月に出荷を始める予定。新規ユーザーの価格は1199ドル,アップグレード価格は399ドル。

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