米Yahoo!と米Sprintは携帯電話向けコンテンツに関して提携関係を強化すると,米国時間12月1日に発表した。これにより,Sprint社の「PCS Vision」対応携帯電話機からYahoo!社のデジタル写真共有サービス「Yahoo! Photos」を利用できるようになる。PCS VisionはSprint社が提供する第3世代(3G)データ・サービス。
Yahoo! PhotosはJavaベースのフルカラー・サービスで,利用料は月額2.99ドル。PCS Vision対応携帯電話機の利用者はYahoo! Photosのアカウントにアクセスし,保存した写真の閲覧や,スクリーンセーバーの作成とカスタマイズが可能になる。また,携帯電話に写真アルバムやスライドショーを作成し,インターネットに接続しないで閲覧することもできる。
「Sprint社とYahoo!社は,新しいモバイル・データ・サービスの開発を率先して行ってきた。今回の提携強化により,PCS Vision対応携帯電話機のユーザーはYahoo! Photosにいつでもアクセスできるようになる」(Sprint社のConsumer Product Marketing部門担当副社長補佐のJeff Hallock氏)
ちなみに,2003年第3四半期時点におけるPCS Vision対応携帯電話機の利用者数は約270万人という。PCS Visionサービスには,インターネットの閲覧,電子メール,ニュースや音楽のストリーミング,着信音のダウンロード,フルカラーのグラフィックスを用いたゲームやスクリーンセーバーなどがある。
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