米Microsoftは米国時間10月29日に，Windows環境を管理するソフトウエア「Microsoft Operations Manager（MOM）2000」とサード・パーティの管理ツールを統合するための「MOM Connector Framework（MCF）」を発表した。
「Webサービス・ベースのMCFと，業界パートナ企業が提供する各種の管理ツールによって，MOMを利用する顧客はミッション・クリティカルなアプリケーションやシステムのスムーズな動作を維持できる」（Microsoft社Enterprise Management部門ディレクタのDavid Hamilton氏）
米メディア（CNET News.com）の報道によると，MCFにより，企業はWindowsと非Windows（Linuxなど）の両方のリソースを監視し，所有するコンピュータの運用状況を統合的に管理できる。
MCFは，MOMとサード・パーティ製管理ツールにおける双方向の警告転送や同期化が可能。第1弾として，米Aprisma Management Technologies，米Computer Associates International（CA），米Hewlett-Packard（HP），米IBMのTivoli Systems部門，米Maranti Networks，米MetiLinx，米Micromuse，米NetIQ，米Skywire Softwareなどの製品に対応したMCFを提供する。
Microsoft社はまた，MOM向けの「Management Pack」カタログを発表した。米Dell，米eXc Software，米VERITAS Software，HP社，NetIQ社などによるManagement Pack（プラグイン）に関する情報を提供する。
なおCA社は，MOM2000管理者が企業Webサービスの状況を監視し，社内の.NET環境全体にわたってビジネス・プロセスを追跡，管理できるようにする「Unicenter Web Services Management Pack for Microsoft Operations Manager」を，同日発表している。2004年第1四半期にリリースする予定。
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