イスラエルのCheck Point Software Technologiesは米国時間10月7日,VPN/セキュリティ・アプライアンス「VPN-1 Edge」を発表した。遠隔地の事務所や販売店,在宅勤務者などが,社外から安全に企業データにアクセスできるようにする。

 VPN-1 Edgeは,既存のインフラに簡単に組み込み,中央管理で制御できる。「常時接続のブロードバンドに伴う懸念を取り除くと同時に,遠隔地からブロードバンドの速度と信頼性を活用できる環境を提供する」(Check Point社)

 VPN-1 Edgeは,在宅勤務者や小規模な遠隔オフィス向けの「Sシリーズ」と,VPNを必要とする遠隔事業所向けの「Xシリーズ」を用意する。Xシリーズは,複数ISPへのサポートや自動復旧などの高機能を装備する。

 VPN-1 Edgeの主な特徴は以下の通り。

・セキュリティ管理ソフト「SmartCenter Pro」および「Provider-1」をサポートし,広範な規模のVPN導入が「数分で可能」(Check Point社)

・セキュリティ・プラットフォーム「VPN-1/FireWall-1」と特許技術「Stateful Inspection」を最小規模の遠隔環境に適用。

 VPN-1 Edgeは直ちに出荷を開始する。価格は339~1999ドル。

◎関連記事
「2006年にVPN/ファイアウォール市場は42億ドル規模に成長」,米Infoneticsが予測
チェック・ポイント,ファイアウォールの新版を出荷へ
Nokia,ネットワーク・セキュリティ・プラットフォーム「IP1260」を発表
「サービス・プロバイダによるVPNとセキュリティ・サービスへの投資が続く」,米調査
「ITセキュリティ市場は2006年には450億ドル規模に」――米IDCの調査
リモート・アクセスVPNにSSLはいかが?
「2003年Q1の世界セキュリティ機器市場,売上高は減少するも出荷台数は増加」,米IDC
2002年Q4の世界セキュリティ機器市場は前期比15%増,「ファイアウオールとVPNがけん引」

[発表資料へ]