米Latitude Communicationsと米FaceTime Communicationsは，電子会議とインスタント・メッセージング（IM）の統合に関して提携を結んだことを米国時間8月25日発表した。

　提携のもと，両社はIMから電子会議を利用可能にするアプリケーション「MeetingPlace IM Gateway」の共同開発と販売に取り組む。Latitude社の電子会議製品「MeetingPlace」とFaceTime社のリアルタム通信製品「Communications Platform」をベースにし，電子会議環境と主要なIMネットワークを組み合わせる。

　MeetingPlace IM Gatewayにより，社員はIMを使って，マルチメディア・コラボレーションに参加できる。IMチャットを開始するときと同様に，一般的なIMクライアントで同僚のオンライン・プレゼンスを確認し，会議への参加を呼びかけて，Web会議や音声会議を行うことが可能。MeetingPlace IM Gatewayは企業の施設データ・ネットワークに設置するため，「最適なセキュリティを維持できるほか，IT管理を集中化し，コスト効率を向上する」（両社）。

　MeetingPlace IM Gatewayの主な特徴は以下の通り。

・「AOL」「MSN」「Yahoo! Messengers」「Lotus Instant Messaging」などの各種IMクライアントに対応する。

・IM管理製品「FaceTime Director」により，社内のメッセージ交換を管理する。

　MeetingPlace IM Gatewayは，現在ベータ・トライアル版の段階である。製品版の一般向けリリースは2003年第4四半期の見込み。価格は1万5000ドルからとなる予定。

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