米Apple Computerは,DVDオーサリング・ソフトウエアの新版「DVD Studio Pro 2」を米国時間8月6日,発表した。「操作性を高めるに新たなユーザー・インタフェースを採用しており,基本的なDVDの編集から,高度なプロジェクトまで対応可能な,幅広い機能を搭載する」(Apple社)

 新版では,スタイル,ボタン,背景などの多彩なテンプレートを追加した。テンプレートはカスタマイズ可能で,必要に応じて再利用・共有が行える。また,タイムライン・ベースのトラック編集機能やメニュー編集機能を備える。最大で8つの画像アングル,9つの音声ストリーム,32のサブタイトル・ストリームを扱うことができ,画像クリップや音声などを効果的に編集できる。

 さらに,DVD Studio Pro 2では,低ビット・レートで高品質の画像再生が可能なMPEG-2エンコーダを搭載。付属のコード変換ツール「Compressor」を用いると,DVD向けのMPEG-2や,ストリーミング・メディア向けのMPEG-4など,様々なフォーマットに直接書き出すことができる。 

 DVD Studio Pro 2は,同社のビデオ編集ソフトウエア「Final Cut Pro 4」や合成・視覚効果ソフトウエア「Shake 3」,米Adobe Systemsの画像ソフトウエア「Adobe Photoshop」などと組み合わせた使用が可能。

 「ユーザーが作成するDVDのレベルを限定せず,多彩な機能と操作性を兼ね備えたDVDオーサリング・ソフトウエアはDVD Studio Pro 2以外に存在しない」(Apple社アプリケーションズ・マーケティング部門バイス・プレジデントのRob Schoeben氏)

 DVD Studio Pro 2は,同日よりApple社のWebサイトで注文を受け付ける。小売店での販売は8月18日に開始する。米国での希望小売価格は499ドル。9月にはドイツ語,フランス語,日本語に対応したバージョンをリリースする予定。

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