米HP，5種類の新たなストレージ管理サービスを発表

井上望

2003.06.25

　米Hewlett-Packard（HP）は米国時間6月24日，5種類の新たなストレージ管理サービスを発表した。「複雑化する企業のデータ・ストレージ・システムの管理を最適化し，効率を引き上げる」（HP社）としている。

　新サービスの概要は以下の通り。

　・「HP Data Replication Solution」：「Continuous Access」と「Business Copy」技術からなるデータ複製システムを用いて，顧客のデータ複製管理と操作を支援する。ストレージ管理環境にデータ複製システムを統合する際のノウハウや，導入に関するベスト・プラクティスを提供する。

　・「HP Disaster Tolerant Management」：災害時のダウンタイムを短縮し，回復プロセスを安定化させることで，データ・センターの災害復旧の効率性を向上する。設備，ストレージ，サーバー，ネットワーク・アプリケーション管理など，企業のIT環境全体を対象とする。

　・「HP Storage Optimization Assessmen」：専門家を派遣して，企業のストレージ容量や性能を分析し，最適化のためのアドバイスを提供する。「ストレージに対する投資回収率を高めることができる」（HP社）

　・「HP Data Sanitization」：企業の機密情報の盗用を防止する。システムのアップグレードや統合，ストレージ・プラットフォーム移行後に不要となったストレージ・デバイスから，第三者が重要データを回収できないようにする。UNIXおよびWindowsプラットフォームに対応。

　・「HP Storage Area Management Solution」：プロジェクト管理，設計作業，環境分析などの専門家を派遣し，企業が複雑化するストレージ環境を効率的に管理できるよう支援する。

　また同社は，「HP StorageWorks XP 128」と「同1024」ディスク・アレイにpay-per-use方式（従量課金制度）を適用することをあわせて発表した。同胞式では，月額基本料の他に，ディスク．ストレージ・システムの利用量に応じて料金を徴収する。