米Sun Microsystemsが米国時間3月17日に，通信事業者向けのサービス・フレームワーク「Telecom Service Delivery Framework」を発表した。「ユーザーが任意の機器からパーソナル化した情報やサービスにアクセスする『Personal Network』を，同フレームワークで実現する」（Sun社）という。
Sun社電気通信担当副社長のDan Miller氏は，「日々の生活ではコンテンツが中核になる」と述べる。「Personal Networkという概念は，個人のアイデンティティやデータを中心に集約するもので，個人が使用する機器に左右されることはない。単に我々は，どこからでも好きな機器を使ってアクセス可能な，使いやすいパーソナル化したネットワークを実現したいのだ」（同氏）
Telecom Service Delivery Frameworkについて，同社は，「次世代ネットワークおよびサービスを迅速に構築／導入／管理すると同時に，投資回収率を改善するための包括的／戦略的な手法」と説明する。「同フレームワークを利用すると，ネットワーク装置プロバイダ／キャリア／サービス・プロバイダは，メッセージング／mコマース／位置情報サービス／ゲームや画像などのサービスを消費者／企業に素早く提供できるようになる上，収益性も向上できる」（同社）
同社では，「同フレームワークにより，データ・センター／通信ネットワーク／エンド・ユーザーの機器に及ぶサービス配信環境全体を対象とするサービスを，エンド・ツー・エンドで統合／一体化できる」としている。それに向け同社は，ソフトスイッチ信号処理，プレゼンス・インスタント・メッセージング，ストリーミング・メディア・サーバーなどのネットワーク・インフラ技術を提供するという。
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