ユタ州で開催中の映画祭「2003 Sundance Film Festival」で，米Microsoftのデジタル・メディア・プラットフォーム「Windows Media 9 Series」が使用される。Microsoft社と同映画祭の主催団体Sundance Instituteが米国時間1月17日に明らかにしたもの。同映画祭で，Windows Media 9 Seriesを使った長編作品の上映は今回が初めてという。
Microsoft社によると，Windows Media 9 Seriesを用いて上映する作品は，「Masked and Anonymous」（出演：Jeff Bridges，Penelope Cruzなど），「The Maldonado Miracle」（出演：Peter Fondaなど），「A Foreign Affair」（出演：David Arquetteなど），「Milk and Honey」（出演：Clint Jordan，Kirsten Russellなど）の4本。
4作品はすべて，米Digital Cinema Solutionsが配給する。DLP（digital light processing）方式の投影システムとWindows Media 9 Seriesを組み合わせる。
Microsoft社は映画祭の期間中，映画制作者向けのワークショップを開催する。参加者は，Windows Media 9 Seriesをベースにしたデジタル映画ソリューションを実際に試すことができる。ワークショップでは，大型スクリーン向けのエンコーディングや投影など，映画制作や配給に関するさまざまな技術を提供する。
また，2002年12月16日に立ち上げた同映画祭のWWWサイト「Sundance Online Film Festival」で，短編映画のストリーミングにWindows Media 9 Seriesを採用する。同サイトでは31本の短編映画を提供する。
「Sundance Film Festivalは，独立系映画コミュニティへの当社の取り組みを示す絶好の機会だ。Windows Media 9 Seriesによる優れた画質と音質が，あらゆる独立系映画制作者の注意を引きつけるだろう」（Microsoft社Windows Digital Media Division部門ジェネラル・マネージャのAmir Majidimehr氏）
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